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振動レベル計とは人が感じる振動の強さを測定する計器のことで、この数値はエネルギーの大きさを示す振動加速度レベルを補正したものをいいます。振動レベル計が製造されるようになったのは、1976年に制定された振動規制法に伴い、規制基準の遵守を確認するためでした。
振動規制法は、工場や事業場における事業活動や建設工事に伴ない発生する振動について必要な規制を行うとともに、道路交通振動に係る措置を定めることで、国民の健康と生活環境を守り保護することを目的としています。
振動レベル計では人体の全身を対象とした尺度で、単位はデシベル(dB)となっており、振動の大きさは加速度と速度で表わされます。加速度については人間が全身で感知できる周波数の範囲(1?80Hz)の値を、対数表示したものが「振動加速度レベル」と呼ばれます。いわゆるこれが生の振動データです。
これに対し、「振動レベル」とは人間の感じ方を加味して出した値を言います。振動感覚補正と呼ばれる周波数補正作業(鉛直方向・水平方向毎の感度の違い)を行い、割り出した数値が振動レベル計に表示される事になります。振動レベル計は特に、公害用に用いられる事が多くなっていますが、それは振動公害を防ぐためとも言えます。
振動公害とは、建設作業や工場等の事業活動、または交通機関の運行などにより人為的な地盤振動が発生し、建物を振動させたり物的被害を引き起こしたり、または、私たちの日常生活に影響を与えるものを指します。
各企業等は、振動の許容範囲を守る必要があり、規制基準値は良好な住居の環境を保全する地域を考慮して、時間帯と地域の種類毎に定められています。振動レベル計を用いてこれらの規制等に応じて計測を行い、公害としての振動を抑える努力を各関連の企業は対策として取り組んでいます。
振動レベル計は製造販売の各社毎に大きな差はないものの、各企業の特色を備えたものが販売されています。特に、公害用の振動レベル計に関しては「JIS C 1510」の国家規格認定を取得したものである事が基本となっています。
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